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安食シェフの講習会

 ラ・ファミーユでの、安食シェフの講習会が盛況のうちに終わりました。
 狭い厨房内での1人1台の実習、つまずきながらも、どうにかこなすことができました。1時間ほど延長になってしまいましたが。
  みんな、安食シェフの細かい丁寧な説明と、安食シェフの独特な作り方に驚きの連続でした。すっかり、安食シェフのファンになってしまい、またぜひにと次回の講習会を無理にお願いして、秋頃というお返事をいただき、帰途につきました。
 安食シェフありがとうございました。またよろしくお願いいたします。生徒さん達も狭いところで、お疲れ様でした。

安食シェフの講習会

 安食シェフとの出会いがあって、ずうずうしく当店での講習会をお願いしてしたところ、快く受けていただき下記にきまりました。

 場所: ラ ファミーユ 豊島区西池袋2−36−10
 日時: 7月14日(火)14:00〜17:30
 講習料:¥12,600
 内容: ショートケーキ・・・
    * シェフの個性ある作り方を学びましょう。
    * シェフから直接アドバイスをしていただきながら、基本のスポンジ生地を一人一台作ります。(ご自身で作られたものは、お持ち帰りになります)
    * 実習後、シェフと一緒にティータイムの時間となります。 
 
         ≪これを機会に基本を見つめ直してみませんか?≫

一人一台の実習なので、たくさんの方に来ていただけず、当店の教室の生徒さんでいっぱいになってしまいました。

 安食シェフのスポンジは、シロップを打たないそうです。スポンジ生地でショートケーキを作る時はシロップを打つのが当たり前になっているのに。どんな生地を作るのかとても楽しみです。
 ちなみに、当店の苺ケーキもシロップを打ちません。と、言うのはプレーンシフォンケーキの生地を使うので、スポンジ生地よりしっとり柔らかいのでシロップは必要ないからです。

 安食シェフとお話ししていて、お菓子に対する考え方に共通点がありました。卵は新しいのがいい、基本が大事、そして、見ているだけではだめ、作らなければと。
 普通、講習会というとシェフが何品も作るのを見て試食することが多いですのですが、わたしはいつも不満でした。目で見えないところに大事なことが隠れているのに、作ってさわらなければ肝心なところがわからない、と。
 昔から思うと、お菓子の実習をするところが少なくなっていて、基本をよく知らないまま、格好ばかりに走ってしまっているように感じます。そう思っていた私に、シェフの方から基本のスポンジを実習付きでと言われた時は、とてもうれしかったです。理想の講習会ができそうです。

2009年

 2009年、新しい年になりましたね。
 昨年は、6月、スタッフと共にハワイへ、シフォンケーキを探しに行ってきました。会いたかったお菓子職人の方とシフォンケーキに出会え、大きなハワイの虹に見送られ楽しいひと時を過ごしてきました。また、11月には、友人とアメリカのロスアンジェルスに行き、念願だった、シフォンケーキを考案したハリーベーカーさんの住んでいた街を訪れることができました。そこでは新聞社の方にお世話になり、記事として載せてくださいました。(詳しくは、シフォンケーキの旅をみてください)
 2008年は開業10年目の記念すべき年でした。
 2009年はどんな年になるでしょうか?

どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。

雑誌掲載

料理通信12月号に、「絶対作れる!挑戦レシピ」
ラファミーユのシフォンケーキが載っています。

挑戦者の中村さんは、お菓子作 り が初めてとは思えないど、上手でした。隠れて予行練習してきたのでは?と、言ってしまったほどです。

教室でも、初心者の方のほうが癖がついていないため言われた通りするので、うまくできるのだと思います。


皆さんも、頭の中を真っ白にして、挑戦してみてはいかがですか?

シフォンケーキの教室

 開業した頃は、いろいろな種類のお菓子を売っていたので、お菓子教室も、店に並んでいるお菓子を月替わりで行っていました。ところが、ショーケースの中をシフォンケーキが占めるようになると、シフォンケーキを教えてほしいという人が、訪ねてくるようになりました。どうして?と聞くと、シフォンケーキをちゃんと教えてくれるところがないから、というのです。最初は、「売り物だから、企業秘密」と言ってお断りしていたのですが、そんなに、望んでくれるのなら、と、希望してくれる方だけにお教えすることにしました。(現在の教室も、希望してくれる人がいると行う仕組みになっています)
 ヨーロッパのお菓子については、多くの情報があり、勉強している方もたくさんいるのでよく知られているのですが、アメリカのお菓子をはじめとして、ヨーロッパ以外のお菓子についてはあまり知られていないようです。シフォンケーキをフランスのお菓子と思っている人もいます。わたしも勉強したのは、ヨーロッパのお菓子。アメリカの人に出会わなかったら、シフォンケーキがアメリカのお菓子とだと分らなかったかもしれません。

 教室で、シフォンケーキの作り方を教えるだけでなく、シフォンケーキを通してお菓子の世界を伝えていきたいと思っています。そのためには、もっと、勉強しなければ、調べなければ、作らなければ、と、することが、たくさんあります。

どうしてシフォンケーキなの?

 前述のように、オンリーワンのお菓子としてシフォンケーキに決め、ショーケースに占めるシフォンケーキの割合を、少しずつ増やしていきました。
 フランスで考えたレシピ、以前からある自分なりのレシピ、東京での新しいレシピと、いろいろな種類のシフォンケーキを並べてみました。生クリームでデコレーションするか、焼きっぱなしで売るか悩みましたが、デコレーションされていた方が見栄えがするので、全部、デコレーションして売りました。(今では、焼きっぱなしのものも売っています) 
 一年後には、ほとんどシフォンケーキで埋め尽くされ、唯一シュークリームだけが他のお菓子として、今でも残っています。
 シフォンケーキに移行するのには、不安で、不安で、来る人、来る人に、これで大丈夫?やっていける?と、よく聞いたものです。そのたびに、大丈夫!がんばれ!と励ましてくれました。おかげさまで、百貨店さんから催事のお話をいただいたり、テレビや雑誌等に紹介していただいたり、シフォンケーキの本までださせていただいて、なんとか現在までやってこられました。感謝。感謝です。ありがとうございます。これからも、よろしくおねがいします。

フランスとシフォンケーキ

 フランスに暮らしている時、日本人が外国からたくさん学んだお菓子をアレンジして、日本のお菓子(洋菓子)となっているものをフランス人が食べたらどう思うか、知りたくなりました。
 この考えに賛同してくれたフランス人の方、日本人の方、いろいろな方のご協力を得て、試食会を何度かさせていただくことができました。
 何を食べてもらおう?日本の洋菓子、他の国にはない日本にしかないもの?真っ先に浮かんだものは、イチゴのショートケーキでした。日本の苺と生クリームとスポンジの組合せ、日本が誇る代表的な日本の洋菓子だと思います。これは、フランスにはありません。あるとしたら、日本人が経営しているお店です。でも、日本をよく知っているフランス人は好きだけれど、普通の人は生クリームでデコレーションされているケーキは嫌いだと聞きました。だから、フランスには、私が好きな生クリームたっぷりのケーキはないのか、と、その時納得しました。
 それなら、何にしよう?悩みました。フランス人は柔らかいものは好きじゃないと聞いている。じゃ、柔らかいシフォンケーキを食べたらどう思うだろう。シフォンケーキはフランスにはない!! シフォンケーキを試食してもらおう!
フランスの人達に私の考えを伝えると、みんな快く応援してくれました。大勢の人々に助けられ、何度かシフォンケーキの試食会をすることができ、たくさんのアンケートが集まりました。結果、ほとんどの人達が「美味しい!」と、言ってくれたのです。特に女性は、「甘さもちょうどいいし、軽くてダイエットにいい、売っていたら買うわ。」と、喜んでくれました。
 その時、数種類作ったシフォンケーキの中で特に好評だったのが、今、ラ・ファミーユの人気NO.1となっている、フランボワーズシフォンケーキでした。

池袋では。。。   だめ???


ある日、お客様に教えていただきました。

「池袋は大きなデパートがいくつかあって、そこに有名店がいっぱい入っているので、みんなデパートに買いに行くから、ここでお菓子屋やってもだめよ。」と。
確かに、周りを見渡すとお菓子やなんてありません。どうしよう。あせりました。
 春にはたくさんの桜が咲き、秋には紅葉が見れる公園の裏にあるマンションの一階、ここから奥は住宅街、公園の向こう側はいろいろなお店が点在している、近くには大学があり、専門学校も何校かある。立地条件としては悪くないと思ったのです。デパートのことは見ていませんでした。自分が買い物に行くのに便利としか考えていなかったのです。

 どうしたらよいか摸索している時に読んだ本に、あ!これ!これだ!書いてありました。「ナンバーワンではなく、オンリーワンだ」と。 オンリーワン、唯一ひとつのもの 、他にはないもの、なんだろう?
フランス菓子は、今、流行っていて誰もがやっている。あまり知られていないお菓子???  オンリーワンになるもの???
 そうだ、シフォンケーキはどうだろうか?
 以前流行ったけれど、今はシフォンケーキを売っているところが少ないし、お菓子やさんは、あまり作らない。シフォンケーキは日本人の好きな柔らかいスポンジケーキのようだし、フランス人だって美味しいっていってくれた。
 そんな思いが駆け巡り、シフォンケーキに決めました。

 

デパートの催事

テレビの影響力もなくなり、暑い夏になり、暇になってしまいどうしようと、頭を抱え込んでいた時です。 
 東武デパートの方から、催事へのお誘いがありました。デパートで販売するなんて、考えもしなかったことです。天の助け!みんなの助けを借りて、初めてのことに挑戦しました。わからないことだらけで、デパートの方に助けていただきながら、何とか一週間をやりぬくことができました。そこそこの売り上げがあったので、二回目のお話をいただいたときは、喜んでお受けしました。
 でも、そんなにいいことは続きません。二度目の時は場所も代わり、売上もいまいち。お客様に買っていただくのには、どうしたらいいか悩み、お店を知ってもらうために、試食を出したり、チラシを配ったり、声をかけて、ラ・ファミーユのことを説明することにしました。
 最初は、声を出してお客様を呼び込むのが恥ずかしくて、なかなかいいだせません。恥ずかしいなんて言っていられない、売らなければ、と、自分に言い聞かせ、何度かやっているうちに声が出せるようになり、お客様に声をかけるタイミングや、試食を出すタイミング、お客様との会話などができるようになり、スタッフにも、「こういう風にやるのよ」と、教えられるようになりました。
 そのかいがあったのか、デパートで買ったら美味しかったから、デパートでこの店があることを知ったので来てみた、と、お店に来てくださる方が少しづつ増えたような感じがしました。
 それから、西武デパートさんからも、声をかけていただき、その都度、喜んで販売させていただきました。
 小さい店で、分かり難いところにあり、知られていなかったので、デパートでの売上はとても助かりました。店頭販売だけでは成り立たなかったと思います。デパートでの販売がなかったらとても暇でしたから。

テレビに出て

    (続き。。。。)

テレビの放映があった次の日、朝から電話が鳴り通しで、電話係が一人必要なほどでした。店のオープンと同時にお客様がひっきりなしに来て下さり、たくさん仕込んでおいたケーキは、二時頃になくなってしまいました。
次の日も、また次の日もずっと忙しく、一息つけるようになったのは、2か月たったころでした。

テレビの力って、すごい!としみじみ感じました。

でも、放映から一か月、二か月、三か月と、売上はだんだんと落ちていく一方でした。ついに、「暇になってしまった。どうしよう」と口にだすほどになってしまいました。

   (続く。。。。)

振りかえって

 振り返ってみると、私にとっては、長かったようにも、短かったようにも思える10年でした。
 離婚してから、フランスで一年ほどお菓子と共に暮らし、日本に帰ってきて、私はこれから先どう暮していったらよいか悩んでいました。50歳という年齢と、今までサービス業しか知らないわたしには、ほかのどんな仕事ができるという のか、、、、。?
 田舎に戻れば、頼りになる両親、親戚、友達、そして以前営業していた店があり、生活には困らない。でも、帰りたくない!いやな思い出のある町、子供たちのいない町、自分の未来を考えると、残りの人生を違う街で始めたい、という思いがあり、子供たちが住んでいた東京で新しい生活を始めることにしました。
 さて、新しい人生の出発、どうしよう。考えた末、私にはこれしかできないと、田舎でやってきたのと同じような店をすることに決めました。
 
店をオープンするといっても、田舎での経験しかない私には、東京という大都会の中でやっていけるか不安でした。でも、やらなければ、生活費をかせがなければ、二人の子供も、まだ学生、卒業して就職するまでは頑張らなくては。やるしかない!
 場
所をさがし始めてから半年、やっと西池袋に見つけました。
開店までは、開業資金の借り入れ、店舗の改装、スタッフの手配、なんだかんだと忙しい日々が続きました。
 お菓子の先生を
はじめ、友人、いとこ、両親、その他たくさんの方々に助けていただき、1998年3月西池袋にラ・ファミーユをオープンすることができました。
その中で、わたしにとって一番うれしかったことは、二人の子供の助けでした。

2月3日の積もった雪を見て、10年前の店のオープンの時を思い出しました。あの時は、今年よりもっと積もっていて、これから先が不安に思われました。開店早々大雪なんて、、、、、。

大雪のため、中止になったテレビの撮影が後日ありました。
と、いうのは、内装やさんの紹介で、離婚してがんばっている人を取り上げる番組があり、それに出ないかと声をかけてくれたのです。テレビに出るとたくさんの人に知ってもらえるから宣伝費がうくよ、という言葉に心が動きました。離婚をネタにテレビにでるなんて!でも、宣伝費にかけるお金がない!悩んだ結果取材を受けることにしました。
放映の日、明日は忙しいかもしれないからと、テレビの番組を見ず仕込みをしながら、今頃テレビに映っているかもね、見れなくて残念、と話していると、電話が鳴りました。出ると、テレビを見た人から場所はどこですか?との問い合わせでした。話し終わって受話器をおくと、またすぐ電話が鳴ります。受話器を置く間もなく電話が鳴り通し。おかげで、思うように仕込みができませんでした。明日はどうなるんだろう?初めてのことなので想像もつかず、不安がよぎりました。    (続く。。。。)

10年経ちました

 ラ・ファミーユも、たくさんの方のおかげで、今年で10年目を迎えることができました。ありがとうございます。
 山あり谷ありの中で、嬉しかった事、楽しかったこと、いろいろなことが思い出されます。
 やめてしまおうかと、思ったこともありましたが、たくさんの方のご声援でなんとか続けてこれました。
        
感謝、感謝です。

       「初心忘るべからず」

これからも頑張っていきたいと思いますので、ご声援のほど、
どうぞよろしくお願いいたします。